日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2023年4月3日「言葉が出てこない・・・」この改善策とは?

 

★無料体験教室参加者からよく聞くこと


「話し方を学んでみたいけど、話し方教室とはどんなところなのかよくわからないので不安がある」
そういう方はぜひ無料体験教室にご参加ください。ベーシックコース(3ヶ月コース)全12回のうちの1回分の講義をまるまる見学していただけます。日本話し方センターは『できるだけ楽しく学ぶ』ことをモットーにしています。そうした雰囲気も確認いただけますし、特段の勧誘等は行いませんので、ぜひお気軽にご参加ください。
ところで、私は無料体験教室に参加いただいた方にご説明したりお話を聞いたりする機会がよくあります。その中でよく聞くお悩みはやはり「あがり症を治したい」ということですが、それ以外で多いのが「何か話そうと思っても言い淀んでしまうことが多いので、スラスラと話せるようになりたいです」ということです。何か言おうとしても適切な言葉が出てこないという方は意外に多いようですので、今回はこのことについてお話します。


★言葉のストックが少ない


話をしていて言葉が出てこない主な原因は、言葉そのもののストックが少ないことが挙げられます。
自分の中に言葉のストックが多ければ、すぐに言葉が浮かんで言い淀むことはないでしょう。しかし、言葉が蓄積されていないと、思ったことや考えたことを適切に表現する言葉がなかなか見つからず、探しているうちに黙っている時間が長くなってしまいます。

 

★頭の中で具体的に言葉にする


この解消法として、何かを見聞きして心が動いた瞬間、その気持ちや考えをできるだけ具体的に言葉にすることをお勧めします。私たちは普段数え切れないくらい様々な判断や経験をしています。
「ああ、きれいな夕日だなぁ」
「このラーメン、おいしいなぁ」
「ん~、そのやり方は今一つだなぁ」
このような思いを抱くことがしょっちゅう起こっています。その際に、上のような「きれいな」や「おいしい」「引っかかる」などの抽象的な言葉が一瞬頭をよぎって終わっていることが多いのではないでしょうか。もしそうなら言葉はストックされません。

「ああ、この夕日、鮮やかなオレンジ色だなぁ。そこに少し雲がかかっていて何とも幻想的な感じになってるなぁ」
「このラーメン、おつゆの鰹だしが効いていてコクがあるし、麺もシコシコ。後味がさっぱりしていておいしいなぁ」
「ん~、そのやり方だと省力効果が限定的、それにメンバーが理解するのに時間がかかる。この2点の問題を解決すべきだな」
このように、できるだけ具体的に言葉にすることで単語がストックされていきます。もちろん、これらは声に出す必要はなく、自分の頭の中で自分と対話しながら言葉にしておくだけでよいのです。


★言葉にすることはとても大切


まとまった経験をした際に感じたことや考えたことを言葉にしておくことは、言葉のストックを増やすことだけでなく、その経験を深く味わうことができるという点で極めて効果的です。ベーシックコース2日間集中コースでは、最後に受講生がこのコースで学んで得たことを「成果発表スピーチ」にして発表してもらっています。もこのコースで学んで得たことを自分自身の言葉にまとめていなければ、その成果を実感することも薄いでしょうし、曖昧かつ抽象的な記憶として残ることでしょう。しかし、具体的な言葉にしてそれを全員の前で話すと、成果をより確かなものにできますし、表現すべき言葉もストックされていくのです。

日常で感じたことや考えたことを出来るだけ具体的な言葉にする。まとまった体験をした際は、その成果を言葉にしておく。これらを習慣にすることで言い淀んだり言葉に詰まったりすることはなくなりますし、経験値も増えていくのです。

 

★話し方のトレーニングをしましょう!


日本話し方センターでは、言い淀むことを改善するだけでなく、話し方=コミュニケーションの取り方全般についてご指導しています。その成果は多くの受講生が実感されています。ぜひ「受講者の声」をご覧ください!
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